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「翼の民」有翼人の歴史を明かす意欲作!
YsVI
-The Ark Of Napishtim-
ナピシュテムの匣

ストーリー ★★★★★
 システム  ★★★★★
音楽  ★★★★☆
グラフィック  ★★★★★ 

Story

過去のシリーズの背景を総轄しつつも、ゲーム本編ではそれをあまり意識させない作りとなっています。
これにより、イース6自体のストーリーが阻害されることがなく、非常に良くバランスがとられています。
惜しげなく展開する物語は一気に楽しむことができ、
「密度の濃い短編」というイースシリーズの特徴がよく出ていました。
あまりにも壮大な物語を期待していると肩透かしを食らったように感じるのかもしれませんが、
じっくり楽しむ英雄伝説シリーズとは異なり、イースは短い時間で物語を楽しませるのが特徴です。
映画を見るような気持ちで、アドルと共に一気に冒険を進めてみてはいかがでしょう?
 
System

ついに3Dのシステムが取り入れられました。
全体としてシステムは、イースVを完成させたもの、という印象が強いです。
高さの概念や、ジャンプなど、Vの不満点はことごとく解消されています。
成長する剣という概念も、イースV原案のシステムを活かしたものでしょう。
イースVのシステムが、ついにVIによって完全なものへと精錬されたのかもしれません。
もしかすると、このシステムを利用した「完全なイースV」も見られる日が近いかも……。
 
BGM

オープニングに代表されるBGMは総じて良い出来ですし、曲数も豊富です。
ただ、「従来のイースらしさ」は感じませんでしたし、「新たなイースらしさ」も作り出されてはいないように思えます。
どちらかというと、やや激しい曲が増えたツヴァイ、という印象を強く受けました。
単純にこれが作曲者の個性なのでしょうが、やはりもっとイースとしての軸となる曲が欲しかったです。
 
Graphics

マップの美しさは3Dになっても変わりません。
人物画もエターナルの時のようにやや生気にかけたようなものではなく、生き生きと描かれています。
イースはやはりこうでなくては……。


完成度は ほぼ完璧で、期待以上の作品に仕上がっていました。
ただ最大の難点は動作スペックが一気に上がってしまったことです。
動作環境のはるか下Celeron466MHzのPCではアクションゲームとしてプレイするのはほぼ無理でした。
(何とかクリアは可能でしたが……)
動作環境を良く確認してプレイ可能ならば、ぜひお勧めしたい一作です。


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