アクションゲームでありながら、SLGなど様々な要素を組み入れて進化し続けるパワプロです。
8では、ついに複数年のペナントが導入され、トレード・ドラフトなどの補強を楽しめるようになりました。
選手の成長や衰えという要素もあり、監督SLGに近い感覚で遊べるようになっています。
外国人やFAによる補強はありませんが、元々完成度の高いシリーズなので、十分楽しめるでしょう。
ただし難点は、打撃システムの難易度が高いことです。
芯で捕らえたつもりでもなかなか前へ飛んでくれず、かなり上達しなければ勝つことは難しいでしょう。
難易度を「ふつう」以下にすれば勝ちやすくなりますが、あまりにもCOMが弱くなりすぎるので、「つよい」と「よわい」の中間がほしいところです。
また、「つよい」以上の場合、COMが無意味に何度も牽制を繰り返すのが気になりました。
投球一球ごとに、牽制5球前後してくることが多く、集中して打つことができません。これは、いくらなんでもやりすぎでしょう。
選手の能力変化が特に表示されないので、元の能力値を覚えておかないと、いつどこが変化したのか分からない、というのも惜しい部分でした。
しかし、全体として非常に作りこまれており、野球ゲームの傑作と呼ぶことができるでしょう。
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